Life is like children playing house.

非二元、ノンデュアリティ、悟りからの目覚め。

【悟り】実際にあるのは気づきだけ

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ほーい。
おはようございます。
タクさんです。

まー僕らはすでにあらゆることに気づいていますよね。
気づいているからこそ、考えを参照できるわけです。

つまり、「私は〇〇に」気づいている。

というわけです。
でも面白いことに、この私というものもまた、
参照することができます。
つまり僕らは、〇〇に気づいていると同時に、
「私」にも気づいているんですよね。

〇〇に気づいていて、
後付けで「私」を説明として付け加えているわけでして、
この「私」と呼んでいるものに、実体がないということにもまた、
気づいているわけです。

そして、この気づきこそが直接的な経験であり、
あるのはこの気づきだけなんですよね。

 

ついつい僕らは、この気づきが「自分」という器の中にあるんじゃないか?
観念づけます。

でも、この観念すら僕らは観ることができる。
つまりは気づいているというわけです。

観念もそして観念によって意味付けられた概念も気づきの中の一つの波に過ぎないんです。

記憶は嘘をつき、思考はただつじつまを合わせているだけです。
記憶と思考は、今ここにはないストーリーをそうやって作り上げます。
このストーリーは、常に生産され続けることで成り立っています。

そして、僕らは自分という器の外にある世界を、ストーリーによって掴み取っているように、錯覚をしているんです。

よくよく確かめてみると、
このストーリーも気づきの一部に過ぎないものだとわかります。

このストーリーを成り立たせるために、
主体と客体が現れますが、
この主体と客体もまた、どこにあるのかというと、気づきの中にあるストーリーの一部に過ぎないというわけなんです。

あらゆるものは、気づきの中で対象化された一部であり、
自分の器の中に気づきがあるという考え方もまた、
対象化された一部に過ぎないわけです。

ですがこの気づきは、対象とはなりません。
対象という直接的な経験をとして、気づくことはできますが、
この気づきは対象にはなり得ないんです。

それは、目を持って周りを見ることができるけど、目自体を風景にすることはできないのと同様です。

世界もまた、ストーリーが働かないと存在しないものです。
この世界を理解するためには、ストーリーの材料が必要です。
この材料がありとあらゆるレッテル、観念、そして概念なんですね。
これらが材料となり、ストーリーが紡がれるわけです。

なので僕らもまた、真理や悟りや非二元を概念として掴み取ろうとしちゃうわけです。
これこそが、真理の探究であり、この探究は終わりがありません。

概念は、真実にはなり得ないからです。

概念上、真実というのは、完璧な正しさであると意味付けられます。

ですが、正しさや誤りなんてものは存在していません。
正しさや誤りというのは、集められた概念に沿って判断されるためのものにしか過ぎないからです。

概念は真実ではなく、ストーリーを紡ぐ物語設定に過ぎません。
そして正しさや誤りというのは概念を作り上げるために必要なものであって、
僕らはより正しい概念によって紡がれるストーリーを求めているわけです。

でも、実際には完璧な正しさなんてものは存在しませんので、
この探究は終わりがないんですよねー。

ストーリーは真実ではないのであれば、これは嘘なのか?
誤りなのか?
ってねぇ。
思っちゃいますが、まーなんていうか、本当と嘘がある。ということすらも、
嘘でしてねぇ。
これらも、無いんですよね。

なので、
ストーリーは嘘なんだという生き方をするのも変なんです。
「私はいないが、私の腹と呼んでいるものが、が空腹感を感じている。」
とか言ってご飯を食べなくてもいいし、
私はいないを演じなくても良いんです。

だって、そんなん奇妙ですもんねー。
それはそれで、「私はいない」を単に概念化してるだけということになるわけです。

僕らはありとあらゆるものを対象として観ることができます。
そして、観てるんだなーと気づくこともできるんです。

できるのはそれだけです。

そのうち、気づきは深くなっていきます。
あらゆる対象と気づきは分かれていないことにも気づきますし、
観照者と気づきもまた分かれていないことに気づいていきます。

そのうち、あらゆる意味も観照者も気づきに溶け込む時、問答無用の無意味さに溶け込むんです。

この無意味さを概念上に引っ張り上げた時、それは虚無感というストーリーを紡ぎ出すかもしれませんが、これもまた単なるストーリーだと見抜かれる時、

あらゆる意味からすでに解放されていることを知るんです。

 

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