子供の頃なんですけどね。
校庭にみんな集められて、
「前へ習え!」
とか、
「休め」
とか、そういうのを延々とやらされてる時があったんですけどね。
そんな時、あまりに退屈なもんやから、
だるいなー、逃げて帰ったろかなぁー。
けど、ちょっと校門までは距離があるなぁ、、、。
ってなことを考えてましてね。
「小さく前へ習え」
とか言ってるおっさん先生に、
心の中で、なんやねん「小さく」て。。。
とかふてくされてたんですけど、
まあ、暇だったんで周りのクラスメイトを眺めてたんですよ。
まあ、自分も小学生ですけど、周りの子たちも小学生やないですか。
なので、なんだか子供で可愛いんですよね。
あー、この子ら親が見たらもっと可愛いんやろうなぁ…って、
思いながら見てたんですよ。ガキのくせに親目線で、、、。
で、次は先生を見てみたんです。
あー、あの鬼のようにコワイ鳥井先生も、
子供の頃は可愛かったんやろうなぁ…って思いつつ眺めて、
他の先生も見たりしてたんですよね。
すると、おっさん面の奥に、子供の頃の面影が見えるような気がして、
うーん。あの先生もきっと可愛かったんやなぁ、、、。
ってしみじみしてたんですよね。
前へ習えをしながら。
するとクラスメイトもみんな可愛い。
おっさんもおばはんもみんな可愛い。
ってなってくると、外面の関係のなさが浮き彫りになってきましてね。
なんか、上っ面はガミガミと、言ってたりするけど、
その存在は可愛い存在しか残らんなぁ、、、。みたいな感覚になってきまして、
不思議なことに、子供の面影すらも関係なく、
ただ、可愛い存在が可愛く起ってる。花も虫も人も木々も、、、。
って感覚に包まれて、
ホエーっ!ってなったことがあったんですよねー。
この感覚はねー。今でもよくあって、
小難しい表情をしたおじさんを見ても、
何を難しい顔をしとるねん。可愛いくせに・・・。
って思ったりします。
街を歩く人々はいろんな仮面を装いながら、奥に可愛さを秘めて、
仮装行列のように歩いてたりしますし、
公園の木々は、
ある木は、幹を拗らせながら枝を空に向け、
だったらオレはっ!ってノリで、別の木は
ぬおー!って途中で幹を二つに分けて空に枝を伸ばしてたりします。
蝶々はいろんな柄の羽をはばたかせ、
風がふわぁっと吹くと、落ち葉がくるんと回転しながらまきあがります。(ドヤ顔で)
それを見る僕は、心の中でボソッと
「悪ノリ大会か!」
と突っ込んだりしてるわけです。
そして、無意味な外ヅラを剥がすと、
やっぱり可愛い存在が各々の表現をしていて、
そして、その表現の奥には、ユーモアと喜びに満ちたエネルギーがあってね。
結局は、ノリがノリに乗ってるだけやっていうね。
なんか、そんな世界の面白さに笑っちゃったりするんですよねー。
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