都会の〜絵の具に〜。
染まらないで帰って〜。
染まらないで帰って〜。(大事なことなので2度言いました)
というわけで、おはようございます。
タクさんです。
みなさん、いい感じに都会の絵の具に染まっておりますでしょうか?
まーなんでしょう。
アイドルの歌にしてはなんていうか、詩的な歌詞ですよねぇ。
最後の贈り物は、涙を拭くための木綿のハンカチをくださいてっ!
材質指定っ!ってところがちょっと面白いです。
シルクやカシミヤだとあかんのでしょうねぇ。
シルク!カシミヤァ!都会っ!
ってことで、これらはもう思いっきり都会の絵の具なんでしょうねぇ。
さてさて、
みなさんもいろんな考え方、自分らしさを手に入れてきたことだろうと思います。
子供の頃と同じ部分もあれば、やっぱり大人になるに従って、
社会人として!
会社人として!
経営者として!
ここは打算っ!
恋愛観っ!!!!
とかね。
いろんな指針を上書きしては、昔の感覚を失っちゃったなぁ〜。
あのピュアな感じはなくなっちゃったな〜。
みたいなね。
そんな思いを肴に感傷に浸ることもあるかもしれません。
ちなみに僕は、ジブリの「耳をすませば」を観ると、
その辺のスイッチをグイグイ刺激されて困っちゃいます。
まあそうやってね。
手に入れてきた考え方。
つまり自分(と呼んでいるもの)はですね。
新しい考えにどんどん上書きされていたりするわけですが、
でも決して失っていないものもあるんです。
それがねー。
実は、完全な無垢さ。
なんですよね。
これねぇ。
真っ先に失っとるわ!
って思うかもしれませんが、
完全な無垢さだけは、常に今ここにあるんです。
これは失ってないんですよね。
ただ、この無垢さよりも大きな声で、常に自分のイメージを染め上げているので、
気づきにくいだけなんです。
無垢さは上書きされているように見えて、されていないんです。
いわゆるイメージとしての無垢さ。
これは完全な無垢ではないので、上書きされてるかもしれませんよ。
例えば、「ハンカチはシルクじゃなくて木綿っ!」
「財布はオサレなブランド長財布じゃなくて、二つ折りのマジックテープっ!」
みたいなね。
そういう好みは大人好みになってるかもしれませんが、完全な無垢さは上書きできないんです。
完全な無垢さは、キャンパスのようなものです。
それがあるからいろんな絵の具で染め上げることができるんです。
染め上げられるということは完全な無垢さがあるということなんです。
なので、このキャンパスを取り戻そうとしなくていいんですよね。
取り戻そうという行為は、絵の具で染める行為です。
それよりは、
ちょっと落ち着いて、絵の具で染めるのを休憩してみたらいいんです。
すると、生のキャンパスだけが残ります。
キャンパスはどんなに絵の具で染め上げようと、常に真っ白いままで残ってるんですよねん♪