はーい。
おはようございます。
タクさんです。
AIが僕らお仕事を奪っていくぅ〜!
みたいなね。
そんな議論があったりするわけですが、
僕としては、AIが働いてくれるんだから良いじゃん!
ってなんとなーく思ってるんですけどねー。
でもAIが税金を払ってくれるようにしなきゃいけないでしょうけどね。
ま、僕のようなものには、今後AIがどうなるのか?
とか、そんなのはわからないんですが、
ちょっとこのAIのお話で面白いことを小耳に挟んだんです。
それがね。
AIというのは、相関関係を出すのは得意だけど、
因果関係を出すのがとっても苦手なんだという話なんです。
相関関係というのは、
どういうものかというと、
例えば、
アイスクリームがたくさん売れると、水難事故が増える。
といったものです。
これは、実際にアメリカのジャーナリストが見出した相関関係なんですが、
そこに因果関係は見えてこないですよねぇ。
アイスクリームを食べたら溺れる。
ということはありえませんからね。
よくよく考えると、アイスクリームが売れるということは、
その日はとても暑い。
暑いとみんな海や川で泳ぐ。
みんな海で泳ぐから相対的に水難事故も増える。
といった仮説はたてられますよね。
泳ぐ人が増えるとそのぶん事故も増える。
これが、因果関係です。
そういった相関を因果に変えて仮説を立てるのは、僕ら人間だったらどうってことないことなんですが、
未だにAIはこの因果関係を掴み取るのがとっても苦手なんだそうです。
そんな話を小耳に挟んで、
やっぱり、因果というのはそもそもイメージに説得力をつけるためのスパイスのようなものであり、正しい因果関係なんて存在しないから、AIは苦戦してるんじゃないのかな〜。
なんてね。
そんな風に思ったりしました。
はい。今日の目次です。
因果関係とは解釈である。
因果関係とは解釈です。解釈は共感されることで影響力を持ちます。
解釈とは映画や詩や文学にアートのようなものであって正解はありません。
解釈は提案のようなものですので、
この解釈がたくさん共感されると、解釈は影響力を持ちます。
すると僕らは解釈に影響されるんです。
解釈は支持されるほど影響力を持つ
解釈っていうのは支持されればされるほどに影響力を持っていきます。
僕らは、影響力の小さい解釈は解釈として見抜くことはできるんですが、
影響力の大きい解釈については、これが解釈として気付きにくいんですよね。
影響力の大きい解釈としては、
例えば、お金の概念だったり、時間の概念。
また、自分という概念、人種や国家といった概念が挙げられるかも知れませんね。
「全ては思考やイメージだというのはよく分かるんだけど、結局生活費はかかりますよねぇ?」
みたいな感覚が起こるのも、もしかしたら、解釈の影響力によって、見抜ける解釈と見抜けない解釈がごちゃまぜになってることによって起こってる部分もあるかも知れません。
影響力はそのまま現実感となる
人は、共感した架空の世界観を現実と認識するので、
大きな影響を持つ解釈はそのまま当たり前の現実。
つまり、周知の事実に書き換えられるんです。
この周知の事実を土台に僕らはまた解釈を探ろうとしちゃうんです。
個人というものが存在している。
時間があり、全ての事柄には原因と結果という因果関係がある。
これらもホントはぜーんぶ解釈なんですよね。
支持率が高い解釈なので、周知の事実というものにすり替わっているんです。
人は因果関係に弱い
僕ら人間は、架空の世界観に共感することで世界観を作るという特技があるわけなんですが、薬に副作用があるように、特技もまた万能じゃない部分があるんです。
そのひとつが、因果関係に弱いというところです。
納得するような因果関係がスパイスされたストーリーに対して、僕らはころっとそれを現実にしちゃうんですよね。
現実とはストーリーそのものです。そしてストーリーは全てイメージであるにもかかわらず、僕らはストーリーの中に現実の話と仮想の話を作っちゃうことができます。
そして現実の話は、もう事実として受け止めるんです。
それは因果関係というスパイスに弱いからでもあるんですよねー。
僕らはどうしても納得感のある因果関係を表現されちゃうと、
「おおっ!なるほど!」と、ストーリーを事実として掴んじゃうクセがあるんです。
なので、「へぇー、お前ってそんな癖があるんだ!」ってね。
他人事のようにちょっと頭の片隅にでも置いておくと、
ストーリーの深刻さに騙されにくくなるかも知れません♪
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