Life is like children playing house.

非二元、ノンデュアリティ、悟りからの目覚め。

見るだけっていうのと、観賞意識について

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見るだけっていうのは、
いわゆる観賞者の意識になるってのと似てるかもしれませんが、ちょっと違うのは、鑑賞者の意識ってのも無いということなんです。

まずは鑑賞者になって見るのも良いと思いますが、変にそれにこだわることもないんですよね。

どうにも思考や感情への張り付き感、いわゆる執着的なものが強いのだとすると、
簡単に鑑賞者になって見るというのも難しいと感じるかもしれません。
そう言った場合は、例えば、瞑想などの方法でもって、
ゆっくりリラックスして、ただ思考や感覚がおこるままに見てみるのもいいと思うんです、

別に特別なマントラの伝授みたいなものは必要ありませんが、そういうのが好きならそれもアリです。
一人で目を瞑って、リラックスしながら座ってみるのもいいですし、
誰かに習ってみてもいいと思うんです。

ただ、そういった方法で、すんごいリラックスを感じたとしても、
なんか光に包まれた!とか、神々しい何かを感じた!とかね。
そういったことがあったとしても、それは別に特別な何かではないですし、
特別な瞑想のおかげでもありません。

逆にそれが、特別な瞑想のおかげなんだ
ってなると特別な瞑想や、様々な方法に対するあらたな執着を生み出してしまいかねません。

特別な何かしらの方法が、いわゆる「それ」とか悟りに導かれるようなことってあり得ないですし、
素晴らしい、聖者がいたり、神々しい体験があったり、光に包まれたり、
みたいなものは、全て、物語として起こってるだけですので、
素敵な聖者さんと、居酒屋でクダ巻いてるオッさんとの間に、価値の差はありませんし、
神々しい体験とペットボトルのフタとの間にも価値の差はないんですよね。

どう言った方法をやってみてもいいと思うんですけど、
そのおかげでなんか、すっごくリラックスできたー!
素晴らしい体験があった〜!
ってのも、とってもいいと思うんですけど、
よーし、さらにこの方法を積み重ねて、もっともっと良くなって、
いずれは悟りに近づくぞー!
みたいな思いっていうのは、
金を溜め込んだら幸せになれるはずだー!
と思っていたのに、稼いでも稼いでもまだ足りない気がする。
ってな思いと同じで、キリがないっていう無限ループにハマりこんじゃったりするんですよね。

身体が凝ってきたなぁって思ったら、マッサージ行ってリラックスするのもいいですし、
心が疲れてきとるなぁーって思ったら、ストレス発散するなり、静かに瞑想するなり、
そういうのもいいんですが、

マッサージが、
「マッサージは古来、真 佐治(マーサジ)という者が神より
直接伝授を受けて以来、古来より受け継がれた、神から授けられた秘宝の秘であり、
このマッサージを続けると、瞬く間に、空(くう)に導かれ、
そこに入ることができるようになり、人生がフルに輝き出すのです!」
(出典:民明書房マッサージの歴史より)

みたいなことが単なる物語であるのと同じで、
(※あ、これ、男塾という漫画のネタですので、、、気にしないでねん)

聖者なる者がいて、何かしらの方法が代々受け継がれて来て、
この特別なマントラが悟りやそれそのものに近づく方法になる、
てなことも他のあらゆる物語と同等な物語ですので、
そっちの物語のほうに移行してみたとしても、
いまある物語から抜けてあらたな物語の中に迷い込むってのと同じことなんですよね。

ラマナマハリシさんっていう素敵なインド人は、
このことを、
つまりスピリチュアル系の教えについて、
トゲを抜いてまた別のトゲを刺すようなものだ。
みたいな言い方をしてはったみたいです。

どんな物語にもどちらが正しいとか間違いってのはなく、
同価値ですので、
いわゆる普通の社会のルールってのも物語ですし、
ぶっ飛びなスピ系の世界も物語なら、
宗教ちっくな世界観も物語ということで、
これらに差はありません。

と、いうわけで、ある程度、不安感や思考に巻き込まれるクセみたいなものが、
クセをクセだと見抜きつつあるなら、
もう、あとは、あらゆる方法論も捨ててしまう。
観念も観念として認めてしまうってな勇気が必要になって来ます。
ただ見るだけにしてみると良いんじゃないかなって思います。

結局のところ、
どんな思考や感情にも貼り付かない、執着のない状態って、
本来、普通のことで、どこかに執着していたのが特別なことなんです。

なので、特別じゃない、究極の普通になってしまえばいいんですよねー。

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