はじめに
どもー！
タクさんです。
さてみなさん。
こういった非二元のお話なんかをされている方の話なんかを聞いていて、
心の中でツッコミを入れる場面ってあったりしませんか？
「おい！おまえ！私はいないとかいいながらなんで名前を名乗ったり自己紹介しとるねんっ！」
ってね。
僕もしっかりとタクさんです！とかいってますもんね。
なんか、こんなツッコミがあることを喋ってる人もわかってるのか、話す前にここは個人の目線でお伽話としていうのですが〜。とか、時間はないんですが〜みたいな変なエクスキューズが入ったりしてね。
その変なエクスキューズが余計にわけがわからなくしとるねんっ！ってまたツッコミを入れたくなったりしてねー。
とはいえ、確かに「私はいません！」とか言いながらの自己紹介は矛盾を感じるというのは言い分としてよくわかります。
だって名前も名乗るし「私が話してますよ〜」感を出してくるわけだしねー。
「わしは一体なんの話をきかせられとるんや？」ってなりますもんね。
でも、これがちょっとしたカラクリというか、勘違いみたいなものがあるんです。
なんていうかこれって「私がいる」と思ってるだけの話であって、
思ってるだけなので本当はないよねーって感じのお話なんです。
・「私」がいるって思ってたけど、実はそうじゃなかった？？
例えば、ご飯を食べたり、仕事したり、散歩したりするのって、「私がいるからできること」だと思ってたけど、実は「私」っていう実体があるわけじゃなかった、みたいな感じなんです。
これ、すごく当たり前のことに見えて、でも気づくと「え、そういうこと？」ってなるんです。
ま、ここでも、誰かが気づくわけでもないよーってエクスキューズを入れたくなったりするんですけどね（笑）。
「私」っていうものが本当にるわけじゃなくて、ただ「そういう体（てい）」にしてただけなんですよね。
ぼくらって、いわゆる普通に生まれてたなら腕2本、足2本あるのって自然じゃないですか。
そしてそれが「私の体」だと当たり前に思ってますよね？
でも「私の体」だったら、腕を3本にしてみたりとか、もっと自由にできてもいいはずじゃん！って思いません？
でもそうできない。コントロールができないわけです。
そこで、私はちゃんと自分をコントロールできてなーい！って悩んだりしませんよねぇ？
だって、そんな悩みって変ですもんね。
でもこういう変なことを実はよくしていたりするわけです。
つまり、私なんていないのにいる体（てい）にしてるせいでなんかちょっと混乱しているというわけです。
・選択してるようで、してない？
たとえば、選択とかもそうですよね。
「これにしようかな、それにしようかな」って考えてるけど、実はそれも「選択してる」と思い込んでるだけで、選んでるわけじゃなかったりする。
にもかかわらず「選択を間違えたー！」とか言ってたりするわけです。
してないんですよね。そもそも。
よくある誤解として、私がいないとは「私が消えて神様的な何かに目覚める」とか
「魂の私が目覚める」とか「愛と合一する！」みたいな話ってあったりするのかもしれませんが、そういうスピリチュアルっぽい感じとも違うんです。
もっと普通にもっとカジュアルに「そもそも『私』っていないじゃん！ウケる！」って話なんです。
「自分が生きてる！」じゃなく「ただ、生が起こってる」んです。
で、「私がいない」って気づいたとしても、別に何か特別なことが起こるわけじゃなく今まで通りなんです。
世界がガラッと変わるとか、突然悟りの境地に入るとか、そういうドラマチックな話じゃなくて、ただちょっとシンプルになる感じです。
まあ、今まで当たり前にあると思ってものが無いじゃーんっ！ってびっくりする感じはあるんですけどね。
だから、今まで通り生きていくし、ご飯も食べるし、仕事もする。
ただ、その背後にあった「私がやっている！」っていう思い込みがふっと軽くなるみたいなかんじなんです。
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