Life is like children playing house.

非二元、ノンデュアリティ、悟りからの目覚め。

夢から目覚める強力な呪文「Who am I?」

はじめに

どもどもー!
タクさんどえーっす!

なんか観光地なんかに出かけますと、みんなこぞって写真を撮ってますねー。
僕は写真が苦手なのであまり撮らないんですが、旅行に来ている海外の方も、日本の方々も、やたら写真を撮っていて、邪魔をしないように写真待ち。なんてこともよくあったりします。

そして、写真を撮ったあと確認するわけですが、その時は他の人の写りなんてどうでもよく、すぐさま自分の写真写りが気になってしょうがなくなったりしてね。

気に食わないと、写真写りがわるーい!こんなの私じゃなーい!って感じたりしてねー。

そんな写りの悪い写真も数年経つと、自分はこんなに若かったのかー!良いじゃん!
それに比べて今は・・・・。ってなったりしてね。

どないやねんっ!って感じです。

僕らは常に「私」のことが気になってしょうがないみたいですね。
政治の世界にしろ、会社の世界にしろ、あらゆる人間関係にしろ、やはり気になるのは「私」の立場だったりしますし、
気に入った立場を得られないと、ココに私の居場所はないと感じたりしてね。

そんなに気になっている「私」ですが、
いざ、「私は誰?」と自分に問いかけてみると、よくわからなかったりするものです。

ですが、本当に真摯な気持ちで自分に対して「私は誰?」と問いかけるのは、
夢から目覚める強力な呪文になりうるんです。

私は誰?私とは何??

「私は誰?」「私とは何?」と自分に問いかけてみると、
まず思い浮かぶのは、名前であったり、国籍であったりでしょうか?
肩書きや所属も思い浮かびますよね。

ただ、これらは「私」ではないことは明らかです。
便宜上、そう答えてはいますが、これって「私」を構成する一部ですらなく単なるレッテルのようなものにすぎませんからね。

次に、顔であったり身体などの姿形が「私」だと思うかもしれません。

ですが、これって日々変化するものですからねぇ。
変化するものが「私」であるはずはないですよね。
だってこれは単なる通過点というか状態にすぎないわけですから。

今の僕が子供の頃の僕にむかって、「私は君だよ!」と言ったところで絶対に信じてもらえないですし、子供の僕は「変なおっさんがきた!こんな奴が僕なはずない!」って逃げたくなるだけですもん。

では、この変化を促すエネルギーが「私」なのか?
というと、これもどうなんでしょうねぇ?
この変化もちゃんと知覚してますからね。知覚しているということは一つの対象にすぎず「私」とは言えんよなーって感じもします。
見えている風景が私であるはずがないですもんね。

すると今度は、この知覚こそが「私」だ!って言ってくるかもしれません。
ですが、この知覚でさえ知覚してるんですよ。
だったら知覚もまた風景のようなものであり「私」ではないなぁ、、、。
ってなります。
キリがないんですよね。

思考ちゃんの提案は当てにならん

そんなことを繰り返していると、こんな風に感じませんか?
「さっきからいろんな「私」を提案してくるやつ」
「こいつは全然当てにならんなぁ」
ってね。

この提案してくる奴こそが思考なんですが、こいつの提案はどこまでいっても、
芯を食ってないんですよね。

場当たり的に適当に「私」の正体を提案してくる割には、
どの「私」もどこかズレてるんですよ。

だからもうこの思考の提案は無視した方が良さそうです。
ずっと適当なことしか言ってこないですからね。

そしてもちろん、この提案者も「私」ではありません。

目覚め

このあたりまで真摯に「私は誰?」「私とは何なの?」と自身の内面に問いかけてみますとね。

この当てにならない提案者。
いままでこの提案者にものすごーくコントロールされていたってことに気づくかもしれません。
なんで当てにならないのにものすごく当てにした挙句、コントロールされてたんだろう?
ってなことにねー。

そして試しにこの提案者を無視する。提案に乗っからないようにしてみると、なんとも言えない自由さを感じられたりするんです。

そして気づくんです。
あれれ、今まで不完全だと思っていたこと、足りないと思っていたこと、
これも全部この提案者が言ってたことであって、そのどれもが当てにならないことだったのか!
という気づきです。
この提案者に振り回されていたこと、これ自体が夢であり幻だったことを知るんです。

この自由であり完全さがずっとココに在ることに気づくんです。
なにも「私」という器を気にすることすら不要だったんですよねー。

これが夢からの目覚めの入り口なんです。

 

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