はじめに
どもどもー!
タクさんです。
ゲームの大人気のジャンルに、ロールプレイングゲームというジャンルがあるんですけどね。
これは、物語の主人公を自分が操作して冒険したり旅をしたりしながら成長していくというジャンルなんです。
元々はボードゲームだったこのジャンルのゲームが、家庭用ゲーム機で登場して以降、ものすごい勢いでこの人気が広がっていったわけですが、やっぱりこれってちょっとした人生をゲーム内で味わうみたいなものですからねー。
そりゃー人気が出るってなもんです。
ロールプレイとは「role(役割)」を「playing(演じる)」という意味から来ているわけでして、これってまさに僕らの人生そのものです。
そもそも人生というゲームに僕らは熱中するようにプログラムされていますからねー。
僕らは「私」という仮面をかぶってこの仮面の役割を演じるというゲームをこの人生でやっているわけです。
そして、この私(仮面)を成長させてより良くしていこうというのがこのゲームの一つの目的でもあるわけです。
ただ、あまりにこのゲームにハマりきっていると、いわゆるゲーム廃人のようになってしまってね。
いつしかこのゲームだけがこの世界の様相であり、このゲームだけが全てであるといったような錯覚を持ってしまうんですよねー。
そのせいで、ゲーム内のキャラがうまくいっていると良いんですが、
このキャラがダメダメだと、どのように成長させていけば良いのかと悩んでしまったり、他のキャラと比べて落ち込んだり、成長が見込めないと感じて落ち込んだりするわけです。
もちろん、ゲーム内の攻略法としては、悩んでないで得意分野を切り開くだとか、
他のキャラと比べても意味がないのでやめましょう!と言われたりだとか、
自分のペースで楽しめば良いんですよー!
っていうのはあるんです。
本屋さんにいけば、そんなジャンルの攻略本が山ほど積まれていますからね。
それらを勉強しつつこのゲームに役立てればいいわけなんですが、
そもそもゲームですからねぇ。
それほど深刻にならなくても良いんですよね。
・気づき
でね。
よく言われている「気づき」ってのも、
「あ!これゲームだったんだ!」
っていうね。
当たり前のことに気づくってことなんです。
ただ、ゲームのキャラがこれに気づこうと頑張ってもそりゃー無理なんですよね。
それはある種ゲームの中のルールとして解釈しようとしてしまうんです。
そして、僕らの本質ってゲームをプレイしているキャラというよりは、それを観ている者なんです。
一応、すんごく限られた範囲でプレイはしているんですけどね。
だからといって、プログラムの中身を書き換えたりはできないですよね。
多少のハックはできるんですがねー。
やってるつもりでやってない。
みたいな側面があるんです。
その感覚を思い出すために、
思考を捨てろだとか、ただ在ってみろだとか、ただ感じてみろとか言われているわけです。
僕らはずっと観ている観照者ですので、やってることをやめてみるとこの観照だけがのこるんです。
ここもちょっとややこしくて、観照をしているんじゃないんですよねー。
ただ、観照がある。ただ気づきがあるっていう感じなんです。
・今何をしているのか?
ですのでね。
今自分が何をしているのか?ということを観察してみる時に、
例えば、ゲームをしているのなら、
今この村の付近でレベルアップをしてるんですよー。
じゃないと洞窟の敵が強くて今のレベルだと太刀打ちできないんですよねー。
っていうのは、
一見、自分が何をしているのか観察できているように感じますが、
それって、違うじゃないですか。
もっと正確に観察してみると、
今何をしているのか?というと、ゲームをしている。
になりますし、
もっと正確に観てみると、
座って画面を見ている。
になりますよね。
もっと観てみると、
自分は何もせず、ただ画面が移り変わっている。
ってなってくるんですよね。
そうなると、そもそも何かをしている私はいないよね。
っていう当たり前の気づきになんでもない者が気づくって感じになるんです。