はじめに
はいどうもー。
昨日はとても奇妙な夢をみたタクさんです。
みなさんは素敵な夢を見ておられますか?
ま、夢というのは奇妙なものでして、
不思議なことに、見ている途中で「あ!これは夢だ!」
って気づくことってあるんですよね。
そして、でもこの夢はとっても奇妙だからちょっと覚えておこう!
って思ったりするんですよ。
そうなると、起きた後でも結構覚えてたりするんですが、
この夢の記憶を思い出せば出すほどに、
めちゃくちゃ変なストーリーであることに気がついてくるんですよね。
「あ!これは夢だ!」っ感じてるときは、奇妙な夢だ!と思いつつも、
ストーリーには一定の納得感を感じていたりするんですが、
すっかりと目が覚めて、しばらく時間を置くととても奇妙で変なストーリーであることが浮き彫りになってくるんですよね〜。
ま、とはいえ、夢って普段は全然思い出さない、小学生の頃の友人とかが出てきたりもして、面白いもんですね。
さて、奇妙なストーリーってね。
夢だけじゃなく、普段、頭の中で紡がれる思考のストーリーにもありますよね。
それを考えているときは、それを現実だと思っているし当たり前だと思っているんだけど、後々思い出してみるとすごく奇妙ってやつですね。
たとえば、子供の頃に思っていたことだったり、学生時代に思っていたことを改めて思い出してみると、そういう記憶もあるかもしれません。
なんであのとき、あんなふうに思ってたんだろう??
ってな感じでね。
でも、その時はいたって当たり前の現実であるって思い込んでいたりしていたんですね〜。
恋愛なんかで、そういう思い出がある方も多いかもしれませんね。
ストーリーだと知っているのに捕まってしまう
思考のストーリーは幻想だ〜。だとか、でたらめだ〜。
なんてね。
よく言われてたりしますので、それを知識や理屈としては知っているっていう方も、
このブログを読んでいただいている方なら多いと思います。
ですが、これって、知識や理屈で知っているつもりになっていたとしても、
つい、自分の思考のストーリーにはいとも簡単に捕まってしまう。
っていう方もおられるかもしれません。
なぜ、自分の思考のストーリーに簡単に捕まってしまうのか?
というと、そのストーリーにリアル感があるからなんですよね。
人から見て、誇大妄想なストーリーであったとしても、そのストーリーを紡いでいる本人はいたって現実だ!って思い込んでいたりしますもんね。
そういう場合は、その思考を客観的に見てみたり、全く逆の可能性を探ってみたりして、思考に入り込まずに心的な距離を取ることが大事だったりするんですが、
なぜ僕らは、そんなでたらめな思考を本当だと感じてしまうのか?
このリアリティはどこから来ているのか?
って、ちょっと不思議に感じたりしますよね。
リアリティを演出するもの
この思考のリアリティは、実は思考の中にあるのではなく、体感覚にあるんです。
この体感覚があるせいで、僕らは思考のストーリーを真実だと錯覚しやすいんです。
どのような体感覚なのか?といいますと、それは緊張感のようなものです。
この感覚と思考のストーリーがリンクしちゃうんです。
だから、思考の捕まってしまうんですよね。
もちろん、慣れ親しんだ習慣化したストーリーにも捕まっているんですけどね。
この感覚と思考ストーリーのリンクなんですが、偶然リンクしているわけじゃなくてですね。
思考が後付けで合わせていっているんです。
ちゃんと、感覚に合うようにストーリーを探り出すんですよね。
だから、リアリティを感じてしまうんです。
だって、映画だってそうじゃないですか。
ただの映像よりも、良い音響のほうが映画に入りやすいですし、
怖い場面では、怖い音を流して心に不安を掻き立てることで、
映像にリアル感が増してきますもんね。
怖い映画なのに、華やかな音楽が流れていたら、
きっとそれほど映画のストーリーに入り込めないですもん。
思考のストーリーは、自身の感覚にバッチリ合わせてくるので、
映画よりももっと完全にリアル感を演出できるというわけです。
思考の言葉に耳を貸さずにいるコツ
ま、そんなわけで、知識や理屈で「思考は幻想だ!」って知っていても、僕らはころっとこのリアル感にだまされてしまうんです。
また、「私は思考は幻想だということをわかっている!」というのもこれまた思考なのでね。
思考の目的は、捕まえてもらうためのものなので、ころっと騙されちゃうわけです。
ですので、
そのストーリーにつかまれたくなけりゃ、その言葉に耳を貸さなきゃ良いんです。
この思考の言語をパプアニューギニア語である。ってしちゃうんです。
別にパプアニューギニアじゃなくても、動物の鳴き声だとしても良いんですけどね。
意味をすべて奪っちゃうんです。
すると、ここに残るのはいわゆる感覚だけじゃないですか。
その感覚だけをただ、そこに居させてあげたら良いんです。