はじめに
どうもー!
おはようございます。
タクさんです。
さて、よく営業系のセミナーなんかで話されたりするレンガ職人の話ってご存知でしょうか?
あまりに有名な話なので知ってる方もたくさんおられるかと思いますが、一応簡単にご紹介しますとね。
中世のとある街で旅人が三人のレンガ職人に出会ったんです。
重いレンガを運んでは積み込む職人に旅人は尋ねました。
「何をしているのですか?」
1人目は、
「ボスの命令でレンガを積んでるんだよ。大変だし、もうこんな仕事こりごりだよ、、、」と愚痴をこぼしました。
2人目は
「壁を作っているんだよ。大変だけど、結構金がもらえるんだ!」と答えました。
3人目は、
「レンガを積んで、大聖堂を作っているんだ。歴史に残る大聖堂を作る仕事につけてとても僕は光栄だよ!」と言いました。
ってな話です。
そして、10年後3人のレンガ職人はどうなったというと、
1人目はまだレンガを積む仕事をしていました。今日も文句を言いながら、、、。
2人目は、もっとお金の良い仕事についたんですが、それは危険な仕事でした。
3人目は、
建設現場のボスとなり、のちに建てられた大聖堂には彼の名前がつけられました。
っていうね。
そういう話なんです。
ま、要するに同じレンガを積むという仕事をしていたとしても、目的意識の違いで全然違ってくるんですぜ!
あなたも目的意識を高く持ちましょーぜ!
っていうね。
営業系セミナーでありがちなお話なんです。
どういう意識を持って日々を生きていけば良いのか?
まあこの話ってね。
どういう意識を持って日々生きていくか?
みたいな話じゃないですか。
そして、より良い考え方と意識を持ったほうが良い!という話でもありますよね。
一見、説得力を感じたりもします。
だからこそ僕らは、より良い考え、より良い意識を求めるんです。
ですが、せっかくいい感じの意識を持ってたとしてもね。
人って弱いじゃないですか。
毎日レンガ積んでたら、いくら光栄だとはいっても
「しんどいんじゃ〜!」
って思うこともありますよね。
そうなってくると、つい自分の持っている考えに不安になってくるんです。
もしかしたら、まだまだ意識が低いんじゃないか?
もっとより高みの意識を持たなきゃならないんじゃないだろうか?
ってね〜。
いやそれ、疲れてるんですよ!
休みなさいよ!
って話なんですけどね。
僕らは、実際に体に起きてる疲れよりも、イメージの考えに頼ろうとしちゃったりするんです。
レシピの奴隷は思考の奴隷
どう考えるか?どのような目的意識を持つのか?
っていうのは、考え方のレシピのようなものです。
ですが、このレシピへのこだわりって、
いき過ぎるとレシピの奴隷に成り下がってしまうんですよね。
レシピとは考え方のレシピですので、これは思考そのものです。
思考は僕らが持っている数多くの便利機能の一つに過ぎないわけですが、
その機能の奴隷になってしまうっていう、ねじれ現象が起きちゃうんです。
そして、より良いものを手に入れようと探求し続けてしまうってわけですね。
ただレンガを積めばいいだけの話
ですが、どんなレシピをもったとしてもそれは全部イメージですのでね。
最強のレシピなんてものは存在しないんです。
そもそも、イメージに価値の差はないんです。
だからね。そんな考え方のレシピに頼るのではなく、
自分の感性に従えば良いんです。
価値という有りもしないものに振り回されるよりも、自分の好き嫌いやワクワク感で選べばいいんです。
自分が好きで楽しいなら、もう目的意識なんて必要ありませんからね。
そして、ただ今のレンガだけに集中していれば良いんです。
今に集中していると、あれこれと考える思考は消え去り、レンガ積みと一体になって、ただただそこに在るだけで満たされてきますからね〜。
また、それでも嫌ならやめればいい話ですからね。
3人のレンガ職人の元ネタ
ちなみに、このレンガ職人の話なんですがね。
よくイソップ寓話からの引用だなんて言われてたりするんですが、
実はイソップ寓話の中にこんなお話はないっぽいんですよね〜。
では、どこからこの話が出てきたのか??といいますと、
一説にはドラッカーがの石工の話が元ネタだという話もありますし、
はたまた、とある学校の先生が勝手に作った話だという説もあります。
ま、いずれにしても、単なる作り話だということみたいです。
なんじゃい!結局の所、なにもかも全部イメージかいっ!
ってね。
そもそも言葉自体がイメージを作るための道具ですので、言葉で表現されるもの全てはイメージ似すぎないわけです。
そのイメージへのこだわりが抜けること。それが思考の手放しなんです。
ですので、一旦あれこれと考えることを置いておいて、
クソアホらしい自作の舞いでも舞ってみてください。
自分が馬鹿みたいに思えてきたならいい感じです。
きっと思考も置いて置けてることでしょう。
ではでは、今日もお気楽にいきましょう♪