Life is like children playing house.

非二元、ノンデュアリティ、悟りからの目覚め。

複雑な階層になっているレッテルの話

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【はじめに】

ほーい。
おはようございます。
タクさんです。

思考ちゃんってね。
何かしらのレッテル付けや、思い込み、判断を通してしか世界を見れないんですよね〜。
でね。このレッテル付けや思い込みや判断っていうのは何でできているのか?
というと、分離の概念でできているんです。

だから、この話も思考で理解しようとするとそれはもう分離なんですよね。

こういった話を書いていると、常に聞かれるのが、
「わたしはいないとのことですが、この場合はどうなんでしょうか?」
「どう考えてもわたしはいるし、分離はありますよね?」
「わたしが今、考えていること。これって私だけしか知りませんよね?だからわたしはいますよね?」

みたいなことなんですよね。

ま、「私はいない」という言葉はキラーワードですからね〜。
この「私」こそ、原初のレッテルですから、気になっちゃうんですよね。

レッテルってね。
ものすごーく何重にも重なってるんです。

そして、上辺の方のレッテルについては、
「たしかにこれはレッテルだ!思い込みだ!」
っていうのはわかりやすいんですが、奥の方のレッテルを見抜くのは、
結構難儀だったりするっぽいです。

 

【わかりやすいレッテル】

例えばね。
「国境なんて存在しない!」
みたいなのって、結構わかりやすいと思うんですよ。
この場合のレッテルって「国境」ですよね。
これは元々はないものです。

じゃあ、
「天国も地獄もない」
これもまー、わかりやすい部類だと思います。イマジンの歌詞ですね。
これもレッテルです。

でも、
「時間は存在しない」
となると、ちょっと難しかったりするかもしれません。
え??あるじゃん時間!ってなったりするかもしれません。

「私はいない!」
これも時間と同じくらい難しいかもしれませんね〜。

なぜなら、「私」というレッテルの上に、いろんなレッテルが貼られてますからねー。

「男と女」というレッテルも「私」の上にはられてますし、
「誰かの夫、誰かの妻」
「仕事は◯◯」
「国籍は◯◯」
「私と親や子供との関係」

とまあ、ありとあらゆるレッテルが「私」の上に貼られてますからね。

思考が起こってるじゃないか!だから私はいるじゃないか!
だって、この思考は私だけのオリジナルじゃないか!

っていうレッテルもまた、「私」というレッテルの上に貼られたレッテルなんですよね。

【何重にも重なったシールをいっきに剥がすのは難しい】

シールはがしってやったことありますか?
一枚のシールなら、ま〜なんとかきれいに剥がせますよね。

でも、何重にも重なったシールを一気に剥がそうとするとかなり難しいじゃないですか。
しかも大きさもバラバラだったりすると余計にね。

なんかべっとりと張り付いてたりして、剥がそうとすればするほど余計に汚れちゃったりしてね。

剥がそうとすればするほどぐちゃぐちゃになったりもするんですよね。

だから、奥の方のレッテルごと一気に剥がすのって難しいですし、
そもそも奥の方のレッテルは見えてないので、これがレッテルであるということにも気づきにくいんです。

【レッテルは解決したという錯覚と不自由さを演出する】

また、「私はいない」という表現は、まさに「国境はない」といっしょでね。
あくまで、レッテルだよ。
という意味なんですが、
「私はいない」や「国境がない」というのを一つのレッテルとして掴み取っちゃうというパターンもあるんですよね。

そうなると、

「私がいないなら、これはどういうことよ!!」
ってなっちゃうんですよねー。

そしてこの「どういうことよ!」という疑問に答えられる新たなレッテルを欲しがってしまうんです。

レッテルって掴み取ることで、何かが解決したかのような錯覚は得られるんですが、
同時に、そのレッテルは「〜であるべき」といったような思いもついてきちゃうので、
レッテルを掴み取れば掴み取るほどに、「〜であるべき」という不自由さも一緒に掴み取ってしまうんですねー。

レッテルは普段は真実のように振る舞っています。
だから、それをレッテルだと知るには、一度離れてみてやらなきゃなりません。
離れてみることで、あー、このレッテルを通してみていたんだということに気づきますし、

そもそも、このレッテルって存在しないじゃん!そもそもレッテル自体が存在してないじゃん!ってなことにも気づき出すんです。

となると、正しいレッテルを手に入れようと躍起になってた事自体に笑えてくるんです。

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