【はじめに】
はーい。
おはようございます。
タクさんです。
まー、こう言った話でよく混乱しちゃったりするのが、
私はいない。
というメッセージだと思うんですよね。
あとは、過去も未来もない。あるのは今だけだ!
ってやつですね。
まー、ホントに過去も未来もないんですけどね。
ただ、もちろんのことながら、時間の概念をベースに考えるとあるんですよ。
この時間の概念というのが、あくまでも概念なので実体はないよね。
という話なんですよねー。
概念とは、物語の大前提にくる設定資料のようなものです。
この世界は人間と魔法使いそして、エルフとモンスターが存在する世界なのです。
みたいなやつです。
だから、時間の概念を大前提に持ってくると、もちろん時間はそのイメージ世界の中では存在してますし、
原因と結果の概念を大前提に持ってくると、原因と結果は存在するんです。
また、あるとない。この何があって、何がない。という考え方。
これもまた一つの概念なんです。
【概念とは思考の材料】
でね。
思考という働きは、何かしらの概念がないと働かないんですよねー。
働けないと言ってもいいかもしれません。
だから、何かしらの概念を大前提に思考は働くんです。
また、思考ちゃんは、この概念がないと働かないのと同時に、何がより正しい概念なのか?ということにもご執心なんです。
だって、ここがくるっちゃうと、自分の世界観自体が間違ってることになっちゃいますからねー。
だから、より正しい概念を掴みたいですし、自分の世界観が間違っていることを恐れるんです。
また、自分の概念はいつしか信念となったりします。
すると、この信念を貶められると、まるで自分が貶められたかのように感じたりもします。
自分が貶められるということは、言い換えれば命の危機ですのでね。
恐怖するし、怒りも湧いてくる!というわけです。
【概念に価値の差はない】
だから、ついつい、やっぱりこの概念は正しいんじゃない?
ってね。
概念の正しさや間違いの方に思考は走っちゃうんですよね。
私はいないというのは、そういう概念ではなく、
「私というのは一つの概念でしか無い」ということなんですよね。
ちょっとややこしいですが、「私はいない」というのを一つの考え方にしちゃうと変になっちゃうんです。
私はいないのなら、こんな生き方してもいいよね?大丈夫だよね?
みたいなね。
そんな思考に走りたくなっちゃったりもするんですが、
それはもう、「私はいない」を概念化しちゃってるので、違う話になってしまっているんですよねー。
ちなみに、人間社会では、共通概念を持ってないとややこしいことになるので、同じ概念を持っている人に安心し、違う概念を持っている人を恐れたり嫌ったりします。
これも、概念と自分が同化しちゃったりするからだったりするんです。
この概念が、あるように見えてないもの。
まるで、夢のようなものだよーってお話なんです。
ちなみに、概念と観念は結構似ていますが、概念はあまり自分と同化していない設定資料で、観念は思考の中の自分と同化している設定資料といった感じです。
思考の中は本当は全部自分のはずなんですが、僕らはこの思考の中で主体と客体。
自分とその他といったような分離をしているので、そう言った分け方をしているんです。
まーそんなわけで、私も時間も、「ある」でも「ない」でもない。
ということなんです。
そして、どんな観念や概念にも価値の差なんてないんですよね。
全ては、あるべくしてあり、そして無いんです。
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