Life is like children playing house.

非二元、ノンデュアリティ、悟りからの目覚め。

権威という魅惑

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はーい。
おはようございます。
タクさんです。

昔、トイレの神様って曲が流行りましたよね〜。
日本には八百万の神がおり、トイレの神もいれば貧乏の神までいる。
これは全てに神が宿っているということでもあるんですけどね。
でもねぇ。
ちょっと考えてみてほしいんですけど、
トイレって人間が作ったものですよねぇ。
そのトイレに付く神って、人が作ったものに付くわけですから、
これって、概念としては、神という概念は、人間という概念よりも下位の概念になりますよね。
また、神様にも、ロシアの神もいれば、インドの神もいて、
ギリシャの神もいれば、日本の神もいる。
神に国籍があるのだとしたら、この国という概念も人間が作ったものですので、
やっぱり神は人という概念よりも下位概念となるわけです。

下位である概念にたいして、人が支配されるというのは、ちょっと妙なねじれ現象がおきているんじゃなかろうか?
なーんて思ったりするんですよねー。

 

 

神という概念

神という概念は人だけが作るものです。
僕は長年猫を飼っていますが、猫はそんな概念は作ってるようにはみえません。

特に何かに祈ってるわけでもなさそうですし。

こういう概念が作れるのは、僕らホモ属の最大の武器なんであります。
でも武器には必ず弱点も存在します。
強力な薬は大きな副作用を持つのと同様、強力な武器にも副作用があるんです
そして、僕ら人間の最大の武器である概念には、依存という副作用があるわけです。

そして依存は、支配力をもつんです。

神という概念もまた、僕らに秩序を与えてくれる反面、依存と支配を生み出しました。僕らは長年、この神という概念に支配されてきたわけですね。
そんな中、神を証明するために人は自然の法則を解き明かし、
科学を突き詰め、産業の革命を果たしてきたわけです。
まあこの発展のおかげで、
今までは神のみざわであった現象は自然現象として解明され、
聖書が印刷されたことによって、免罪符なんて書いてないやないか!みたいなね。
教会の嘘もバレちゃったわけです。

僕たちは権威によわい

権威っていうのは存在していないものですよね。
まさにイメージそのものです。
これはまさに蜃気楼とか幻想のようなものでして、
実際には恐れるものでもなんでもないんです。
でも、僕ら人間は、アリもしない概念の共有をすることが、
人としての武器でもあるんですが、
同時に概念とはルールのことですので、
このルールという条件が、「足りない」という思いも作り上げちゃうわけなんですよね。
この「足りない」という思いも元になり、権威についころっと心が支配されちゃうんですよね。

秩序社会を作るのには便利

別に権威の全てが悪いというわけではありません。
ある種の上下関係は、社会秩序には役立ちますのでね。
会社なんかでもやっぱり、上下関係はありますからねー。
でもこれって、役割ですからね。
野球やサッカーのポジションみたいなもんであって、
別に仕事を離れれば、そこに上下はありません。
ただ、ルール上の仕組みで遊ぶ時にあったほうが便利なツールにすぎないんです。
でも僕らは、権威という幻想に弱いのでついつい、この上下の縛りに縛られたりしちゃうんです。

オカルト系の権威主義には要注意

ま、そんなわけで僕らは権威に弱いというところは、
広告なんかでもよく利用されています。
売り上げナンバーワンッ!なんて売り文句もそうですし、
あの人が言ったなら間違いない!みたいなね。そういう手段はよくあるものです。
もちろん、それが悪いわけじゃありません。
ただ、権威と不安がセットになったものは少々注意が必要です。
人を騙くらかすパターンってだいたいは権威と不安を利用してますからね。
情報商材屋やマルチも権威づけが大好きじゃないですか。

だから、何かを勧められている時に、権威づけが始まったら、
ほほーう。始まったで〜!
くらいな感じでね、遊び半分で聞いてりゃいいんです。

さて、ただ僕らは、
普段は大丈夫なんですが、不安な時というのは特に権威にハマりやすいんです。
なぜなら不安な状態というのは、
依存先を求めている状態でもあるからです。
特にねぇ。不景気とか、パンデミックとかね。
そういう時って、みんなが不安になっちゃう時でもあるんですけど、
そういう時に、よくわからない権威になびいちゃうのってあるあるなんです。
ヒトラーを生み出したのもそのせいですしね。
でも、ここはちょっと注意したほうがいいなーって思うんですよね。
私は特別な能力者であり、今後どうなるかが見えている!だとか、
特別なコネクションを持っている人の情報だ!とか、
宇宙人の情報だ(笑)とかね。
そういう権威をひけらかすような言動に自分が乗りやすくなってると感じたなら、
まずは、自分が今、不安になってるんだなぁ〜。
ということをね。
注目してあげたほうがいいと思います。

権威という魅惑

権威とは砂上の楼閣のようなものです。

まだ、砂上の楼閣の方がマシで、権威は形にすらなっていない単なるイメージに過ぎません。
そんなイメージに縛られるいわれは全くないんです。
でも、そんな権威って一見、とっても魅力的なんですよね。
この権威についていく方が楽なんじゃないのかなー。
って感じたり、ファンになっちゃったりね。
ブランドのようなものになったりもするんです。

阪神ファン!巨人ファン!みたいな感じで楽しむのは全然ありなんですが、
あくまでも権威はイメージ上の枠に過ぎないので、なんの役にも立たないばかりか、そこに深刻さが加わると自分の表現を制限する枠にすらなっちゃうんです。

なので、権威の魅惑を楽しんでいる間はいいですが、深刻さが付きまとうようになってきたなら、やっぱりここは、まず自分ファーストということで、自分の不安の方に目を向けてあげればいいんです。

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