はい。
どうもおはようございます。
タクさんです。
僕らが、「ワタシ」としているものというのは、
細かなピースの集合体なんです。
このピースは記憶によるものなんですよねー。
そして、この記憶って、実は結構いい加減なんですよねー。
記憶ってね。
映画のシーンのように収納されてはいないんです。
観た景色。その景色も、形や色などはバラバラで記憶されています。
その時に感じた感情や感覚もこれまたバラバラのピースに分けられて、記憶の倉庫に収納されているんです。
でね。
記憶を頼りに思い出す時って、その都度、これらのピースを集めてきては再構築してるんですよねー。
しかも、再構築される記憶って、毎回同じじゃないんですよ。
再構築される度に、微妙に異なってるんですよねー。
つまり、同じ記憶を思い出しているように見えて、毎回違うんです。
そして、「ワタシ」というのも、これまた記憶によって作られておりますので、
面白いことに、「ワタシ」も常に再構築されているんです。
ずっと同じ「ワタシ」ですもんっ♪
ってねー。
思ってても、毎回違うんですよねー。
ちなみに記憶が喪失されると、「ワタシ」も無くなります。
ドラマの記憶喪失のシーンなんかで、
「ここはどこ???私は誰???」
ってなっちゃうのも、「ワタシ」が記憶で作られてるからなんですねー。
僕らは「ワタシ」というものを、記憶を頼りに構築しているというわけです。
だた、普段僕らは、記憶をバラバラなピースの寄せ集めだとは認識しておらず、
構築されたひとまとめのものを記憶として受け取っています。
そして、「ワタシ」もそのひとまとめのものだと認識しておるというわけですが、
じゃあ、何が「ワタシ」なんだろう???
とよくよく観察しようとすると、バラバラのピースでできているために、
あれがワタシ?いや、これもワタシ?
でも、このピース一つだけがワタシとは言えないし、
あれれ?ワタシってどこにいるの???
と混乱しちゃうわけです。
陽気な気質も私ならば、
陰気な部分もあるのも私であり、
こういうことを考えたかと思えば、真反対のことを考えるのも私で、
どれか一つだけを私とは言えない。
みたいな感じでね。
ワタシを私が特定することってできないんですよねー。
体で例えるとするなら、
僕らの体が全部バラバラに分けて、どーんと置いてみたなら、
もう、体のパーツのどこにも「ワタシ」はいませんよね?
ワタシって、各々のピースが集まり、そして、なんらかの働きが起こらないとワタシにならないんですよねー。
そして、働きが起こって初めて、ワタシがいると思えるわけで、
ワタシが何かしらの行為を起こしているというわけでも無いんです。
さて、記憶のピースをまとめあげられる時、それらはある種の信念を元にまとめ上げられています。
信念とは、「これは、こうなっているものなんだ!」
とか、
「これは、こうあるべきなんだ!」
といったような観念です。
ま、あとは習慣や気分も大きく作用するっぽいです。
いい気分の時と、やな気分の時では、同じ記憶を呼び起こすにも、
全然、色合いの違うものになっちゃいますもんねー。
そして、目の前の世界も、全てこの記憶によるレッテルが貼ってあるんですよねー。
目の前の世界が記憶によって構築されている。
しかもこの記憶は、結構いい加減。
でも僕らは、その記憶の中の何かしらを頼りに生きてきているわけですが、
ある日、それらが、単なるピースの寄せ集めだと知る時、
それをまとめあげていた観念が単なる観念だと知るとき、
ゲシュタルトが崩壊するわけです。
一瞥体験なんかでは、こういったゲシュタルト崩壊のような感覚を感じるパターンも結構あります。
ゲシュタルトというのは、ピースが集まってできた集合体。
といったような意味なんですけどね。
それが崩壊するというのは、集合体には、実体がなかったことの見抜きのようなものです。
集合させるエネルギーになっていた観念が失われるんです。
「ほえー!それって単なるワシの思い込みやったん???」
と知るんです。
ま、とはいっても、ちゃんと集合体として認識する能力は、ちゃんと復活してくるんですけどね。
ただし、集合体は、観念によって集められたパーツの集合体であることはもう見抜かれてしまうわけです。
そして、さらには、パーツとなっているパズルのピースも、集合体であるゲシュタルトも、
実はどちらもイメージの産物でしかなかったことも知っちゃうんですよねん。
そして、
「なんじゃいっ!ワシゃ、自分でこしらえたイメージを自分で観とったんかい!」
と知るわけです。
「それで苦しむ必要ってある???ないじゃんねぇ。」
って知るんです。
「それで、苦しむなんて、」
「そんなん、まるで自分で自分をムチ打って苦しんでるのと同じやーん!」
と知るわけなんです。
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