そもそも元々全ては無色透明です。
無色透明なものに条件はありません。
なので、全てはそもそも無条件なんです。
なのでねー。その無条件なものに、条件をつけた時、そしてその条件を掴み取っている間だけ、その条件に縛られるんですねー。
そして、その条件に沿わないものについては、許せん!となるわけなんです。
すると「許せん自分」が登場します。
そしてこの許せん自分はいつしか他人に向けられたりもするんですよねー。
あいつは許せん。
あれはダメだ!
みたいなね。
そもそも何かを許せない!って思ってるのって、自分の中の何かしらの考えについて
許せん!ってやってるんですよ。
ほんとは他人に向けてじゃなくてね。
ある一つの考えについて許せん!をやっているわけなんです。
そして、その許せない条件を排除した時、
僕らは浮かばれると思っているわけなんです。
つまり、許せん他人にギャフンといわしたり、
許せない環境が排除されたときですねー。
ほんとは、単にその許せんの思いが消えただけなんですけどね。
でも、カタチ的には許せない悪いものをちゃんと矯正した!
だから気分がすっと軽くなった。
って言う風に感じちゃったりするわけです。
でもねー。実はその他人も自分の中にいる他人なんですよね。
なので、他人を叩いていると同時に自分を叩いてるんです。
無感覚でね。
そして時に自分を振り返ってみると、とても許せない自分が見つかったりもします。
だって、僕らは聖人君子じゃないですからね。
多様な面を持っているわけですから。
許せん!と言う条件も、自分が持ってるからこそ、その条件を知っている。
と言うことなんですよね。
他人を通して、自分を見てるんですよね。
その条件にこだわる自分がいなけりゃ、許せん!と言うアイデアすら湧いてきません。
なんていうかどうでも良いってなりますからねー。
そして、その条件を通して見た世界は、そう行った色付けをされた世界として見えちゃうんですねー。
ま、そうなると、許せん!という思いを許していくと、
その条件も同時に不必要になっていきますのでね。
許していけば、その条件に振り回される自分もいなくなっていくというわけです。
だから、そういうのを許してあげていけば良いんですけどねー。
もちろん、自分でできる場合はそれに越したことはないんですが、なかなかうまくいかない場合もあるんですよね。
そういった中々手放しづらい条件を手放すテクニックも色々とあります。
それらを試してみるのもアリだと思います。
ただもう一つの方法としてはね。
許せない条件があってもええやーん。そんなもん単なる条件なんだし。
所詮、条件なんてちょっとした趣味趣向でしかないんだし。
ってことでね。
あってもええやん。ってことを許しちゃうんです。
条件なんて単なる趣味みたいなものだということを知ることなんですね。
私はイチゴパフェが好きで、あなたはチョコレートパフェが好き。
ってなことなんです。
そんななか、私はパフェは苦手だわーって人がいても、
あっそう。ってなもんで気にならないですよね。
条件だってそのようなものなんです。
それが、パフェじゃなくて、
私は阪神が好きであなたは巨人ファン。
みたいな野球の話になってくると、たまに熱心なファンだと、
ちょっと心にザワザワ感を抱き出し、
それが政治の話になると、ちょっと揉めてくる。。。
これが、人生の指針になってくると一大事のように思っちゃったりしてね。
この一大事に思っちゃう度合いが執着の度合いってことになるんですが、
実際には、人生の指針もパフェの好き嫌いも同じなんです。
そこに価値の差なんて無いんですよねー。
その価値のなさが見抜けちゃうと、人の趣味趣向もパフェの好き嫌いくらいのものでしかなくなるので、さほど気にならなくなってきますし、
自分の趣味は、自由に楽しめるわけです。
だから、あまりに気になりどうしようもないこだわりに苦しんでるのなら、
何かしらの手を講じても良いかもしれませんが、
手放しワークやらカルマの解放やらはそこそこにしておいて、
あとは、条件があること自体をまるっと許してあげたら、その条件は自分を縛るものじゃなくなってくるんです。
自分の許せない!も人の許せない!も許しちゃうんです。
そりゃ、そういう思いもあるやろー。ってなことでね。
許せないなら許せないことを許しちゃうんですよね。
すると、許せない!という思いがそれほどでもなくなってくるんですねー。
なにをわしは許す許さんをやっとるんや!ヒマか!みたいなね。
人を許せん!と凶弾している時ってね。同時に自分に対しても攻撃してたりするんですよね。
これ、同時に起こっとるんです。
なのでね。まずは徹底的に自分を許してあげるんです。するとね。外に向けた「許せない!」も同時に消えていくんですよねー。
だから、人を我慢して許すんじゃなくて、その前に自分を徹底的に許していたわってあげたら良いんです。
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