電車の車窓から見る風景は常に変化してます。
でも、どう変化しようが、窓があるので、大丈夫なんです。
晴れ渡っていても、雨が降っていてもねー。
たまに駅で停車すると、変化が止まって見えるかもしれません。
ずっと生まれてこの方、変化ばかり見てきて、止まった風景をしらなったとしたら、
もしかしたら、止まった当たり前の風景の方を、
うわーすげーって思っちゃうかもしれませんね。
さて、ただ移り変わり行くこの風景。
この風景の中で何かを掴み取りたい。
この田園風景だけが続いて欲しい。
って思ったりしだすと、その思いは当然のことながら思い通りにはいかないんですよねん。
だって、風景は誰のコントロールも受けずに移り変わっているだけですのでね。
そして、風景がどう変わろうが、それを見てる自分にはどんな影響も与えないんですが、
どうにも、風景によって自分が変わるんじゃないか?
なーんて思っちゃったりすると、もう風景がより良くならないとエライことになる!
って怖くなってきちゃったりするんですね。
ま、普通は車窓から見える風景に対して、そんなに考えすぎたり深刻になる人は
まず居ないんでしょうけど、
自分の心に対しては、深刻になっちゃったりするんですよねー。
心も、車窓から見える風景も同じようなものなので、
そのまま楽しく観ていれば良いんですよね。
そして、あるのはこの観てるっていうのだけがあって、
観てる自分とか、観られている対象っていうのも無いんですよね。
観てるからには自分がいるはず。
っていう概念的な思考があるだけで、この概念的な思考にも実体はないんですね。
と、いうわけで、今日もちょこっと現れては消える風景を楽しんで観たらどうでしょうか?
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