悟りとはそれそのものの、まさに「それ」です。
これはもう、これ以上ないそのまんま!だということなんです。
例えば瞑想したとして、
その瞑想の中で静寂に包まれているとしたら、
その静寂そのものが「それ」です。
ま、これはわかるじゃないですか。
よく言われてますし。
でも、あなたが今読んでいるこの文字。
これもそれそのもの。
まさに悟りなんです。
また、
満員電車の喧騒。
交通渋滞の車の中。
これがまさに悟りなんです。
それそのものであり、それしかなく、
それ以外にはあり得ない。
それが、悟りそのものです。
イライラとした思いと湧き上がる嫌な記憶。
そして漠然とした未来への不安。
現状の不満。
それがまさに悟りそのものなんです。
んなわけないやん!
って思ったとしますよね。
そう思えないという思い。
それがそれそのものであり、悟りそのものなんです。
あらゆることのそのダイレクトなそれ。
それがすでにそれそのものであり悟りそのものなんです。
こんなん悟りなはずが無い!
という思いそのものがもう悟りそのものであり、
ここにそういった思いを経験する誰かも、行為をする何かも無いんです。
はたまた、
行為をしているという勘違い。
これももうそれそのものであり、
悟りそのものなんです。
だから、どこかに探しに行く必要もなく、
何かを変える必要もなく、
何かを癒したその先にあるのでもなく、
カルマやエゴが消滅したら現れる何かでもないんです。