Life is like children playing house.

非二元、ノンデュアリティ、悟りからの目覚め。

大悟と小悟

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これを読んでる方の中にも一瞥体験をされた方も沢山おられると思うんですよ。
この体験は、人それぞれだと思います。
大きな安心だったり、完全なワンネスだったり、ワクワクだったり、うっひょー!だったり。
この受け取り方の違いは、まさに受け取った感想こそが物語だからなんですが、
じゃあ、ホントの解放が起こると、この一瞥体験の感覚がずーっと残るんじゃないか?
って思ったりしちゃう場合もあるんですね。
もちろんそれって誤解なわけなんですけど、
これって、なんでそんな誤解が起こるんでしょう。


今日はその辺のことについて書いてみて、皆さんのご機嫌を伺おうと思ってる今日この頃でございます。

さて、一瞥体験とホントの解放とは、全く関係がありません。
なぜならそれは、体験にすぎない。
解放とは体験ではないからです。


みたいなね。


エロい先生や、エロい覚者さんなんかも、こんな表現されてたりするじゃ無いですか。

確かにその通りなんですが、それだとちょっと説明不足なところもあるので、もっと掘り下げていきたいと思います。

これ、
フッフッフッ
お前の体験なんぞまだ入り口にすぎん
本当の悟りは、まだまだこれからよ!
ファーハッハッハッハ!
みたいな、
まだまだこの先があるという事ではありません。

小悟と大悟みたいな表現がされていたりして、
小悟は、この一瞥で、大悟が解放なんだ。
みたいな解釈のされ方もあるもんだから余計に「まだまだこれから感」を想像してしまったりするんですが、そんな、大と小みたいなことじゃ無いんです。

あたりまえのことですが、「それ」はいつも今、ここにあり、小とか大とかそんな種類があるわけじゃありません。

あなたに一瞥が起こった時、
ただ意味なく、安心したり、
なんていうかごっつええ感じがあったり、
完全なワンネスだったり、
静寂だったり、
そんな感覚があったかと思うんですね。

「意味なく、それらが起こった」わけです。

で、この安心感とか静寂な感じとかワクワクな感じ。
この感じはあくまでも副作用的な感覚なんです。

「意味なく」起こった。

この「意味なく」の部分が「それ」です。

その後に起こるワクワク感とか安心感とかは、確かに強烈ではありますが、
これって今まで持っていた重い荷物を下ろした時に感じる安堵感のようなものと同じ感じなんです。

でもこの体験が強烈なもんですから、
この荷物を下ろした感覚(体験)を「それ」だと勘違いしてしまうんです。


そして、おかしいなぁ?
私は確かに「それ」を感じたし、体験したはずなんだけど、
やっぱり苦しさが残っておる。。。

ってなるんです。

ここにはひとつのパラドックスがありまして、
安心感みたいな感覚が「それ」だという勘違いは、
この安心感が続くことが「それ」の状態だという考えを持ってしまいます。

次に、この考えをもとに、安心感を得ようとします。

安心感を得るには、安心じゃない状態を作らなきゃなりません。

そして、苦しさを作ってしまう。

こんなパラドックスがあるんですよね。

「荷物を下ろした解放感を得るためにまた重い荷物を背負う」といった感じですね。

まあこれも、体験のほうが「それ」だとする勘違いからきているわけです。

■■■

「それ」は今、ここにあります。

探究という分離のエネルギーが、この「それ」を見逃す原因となっています。
探究は今じゃないどこかを探すからです。

あなたに「意味なく」起こった一瞥は、まさに「それ」そのものですが、
今あなたに苦があると思っているのであれば、
「意味なく」が、今、見逃されているだけ。
ということです。

見逃されている原因はいろいろあるでしょうけど、もしかしたらこの一瞥体験の「体験の部分」がひとつの原因となっているかもしれません。

その体験がいくら崇高なものだったとしても、
神とのふれあいが起こったものであったとしても、
ただの安心感だったとしても、
オーラが見えるようになっただとしても、
光が見えたんだとしても、

それらはただの体験。つまり物語なわけです。

この体験はただ副作用的に起こったことであって、
ほっておけばいいのですが、
どこかで再度その体験を求めている部分がどこかにあるのだとしたら、
「そっかー、自分は今、これを求める探究が起きてるんだなー。」

と、ただ、そのまーんまに、観てればいいんです。

シラーっとただ観てると、探究さんは照れていなくなります。

あ、バレた?

ってなもんです。

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