Life is like children playing house.

非二元、ノンデュアリティ、悟りからの目覚め。

非二元は悩みを解決しない

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はーい。
おはようございます。
タクさんです。

みなさん、喜怒哀楽を楽しく遊んでいらっしゃいますでしょうか?

さてさて、仏教でね。
一切皆苦という言葉があるじゃないですか。
ぼくねぇ。仏教の教えは詳しくはないですが、
一切皆苦って、なんか、ぜーんぶ「苦」やで。
ってな風に見えて、好きじゃなかったんですよね。

「あほぅ!喜びもあるし楽しいこともあるわいっ!」
「だからそれを希望に生きとるんやないかいっ!」

ってねぇ。
思いますもんねぇ。

実は、初期の経典には
「色は苦なり」
「受想行識も苦なり」
って書いてあるんだそうです。

この色・受・想・行・識の五つをあわせて、
仏教では五蘊(ごうん)と呼ぶんだそうですが、

後にその五蘊(ごうん)を一切として、
一切皆苦と呼ぶようになったそうなんです。

えー!だったら全然違うやん!って思いません?

一切っていうのは、全てという意味ですからね。
でも、ほんとはそうじゃなく、
単に、「色」と「受想行識」が「苦」だよ〜。
って言ってたんですね。

そして、「色」と「受想行識」は全部ではありません。
ですが僕らは、これらを全てだと感じ取っちゃいます。
そうなると、全ては苦になっちゃうよね。
ということなのかもしれませんねー。

ま、苦というのは思い通りにならないという意味ですから、
そりゃー思い通りにしようとしたら、思い通りにはならんよ。
だって全ては常に変化するんだもん。
ということでもあるんですが。

つまりは、少し強引に感じるかもしれませんが、

「苦」とは勘違いなんだよー。

って取ることもできちゃいますよね。

 

さて、
思い通りにならないことが、苦です。
そして、この苦があるから僕らは悩み救いを求めるわけなんです。

でもね。
この苦に対して、どうすればいいんですかー!
って聞いたとして、

「思い通りにしようとすればそりゃー思い通りにはならないよ。」
「だって、思いって幻想だもん♪」

ってね。
言われたなら、
うーん。そうなのか。
と納得できればいいですが、なかなか納得できないですよねぇ。

そうなると、今度は、
「この思いが幻想だということがわからないからどうしたらいいんだろう?」
ってなっちゃいますもんねぇ。

となると、いつもの悩みに「幻想だということがわからない」という悩みが付け加わっただけで、悩みは深まるばかり。

この悩みを解決するために、幻想だということをどうにかわかろうとする。
ということをやっちゃったりするわけです。

この幻想だということがわかること。
これが非二元や悟りであり、これがわかると悩みから解放されるんだろう。

ってねぇ。
理解しちゃいますもんね。

なんかこの辺がね。
ボタンの掛け違いのような感じになっちゃうんです。

なんとかしようとする。
掴もうとする。
実はこの中に「苦」が含まれていますので、
悩みから解放されよう!とするのもまた、なんとかしようとするの一つになるんです。

そして、なんとかしようとするからには、思い通りにならないことが付いて回るんです。

つまり、
「色は苦なり」
「受想行識も苦なり」
ということなんですねー。

なんとかしようとするからには、思い通りにならないことがあるということです。
ということは、思いがあるということですね。

この思いこそが、「〜であるべき」という思いなんです。

これをね。
まずは観てあげなきゃなりません。

これを聞くと、
「なるほど!だったら、〜であるべきを手放さなきゃならないんだね!」
「この〜であるべきがダメなんだね!」
って思っちゃうかもしれませんが、そうじゃありません。

ここは落ち着いて、まず自分がこういう「〜であるべき」を持ってるんだねー。
ということをね。
単に観てあげるんです。
観るというのは、判断をしないことです。
ああ、そういう思いが起こってるんだーと、単に観るんです。

そして、この思いはちゃんと法則に従って起こっているわけです。
だから、これを消し去ろうとしなくていいんです。

起こっているこの「〜であるべき」という思いがあることを
祝福し受け入れてあげるんです。

それは、この思いに従うということではありません。
この思いが起こること。この権利を認めてあげるということなんです。

そうやって観たあとはどうしたらいいんだ!
って思うかもしれませんが、

まずは、「〜であるべき」は起こってもいいので、起こることは許してあげてください。

だからと言って、「〜であるべき」に従わなきゃならないわけではなく、
単にその思いが、愛によって起こっているということを認めてあげることが大事なんです。

 

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