僕らが大切に掴んできた信念。
変えがたい思い出。
僕らが考えというものを手放そうとする時、
どうしてもこの大切な思いにぶち当たって、
コイツを手放すのはとんでもない!
って思っちゃったりするかもしれません。
手放すって、もう無くなるというような思いにかられますからねー。
どうしてもそれは辛く悲しく感じたりしますもんねぇ。
この思いさえをも手放して、そしてそれが悟りだなんだと言うのであれば、
あたしゃぁ、悟りなんか要らんよ!
ってねー。
思いますもんねぇ。
手放す。
全ては無い。
それに気づく。
言葉で聞くと、とっても空虚に感じちゃいます。
空っぽの人間になるっちゅうんか!ゆーてねぇ。
嫌な思いだったら、早くどっかに行って欲しい。
って思いますけどね。
それなら手放したい!って思いますから大歓迎なんですけどねー。
そして、僕らが1番手元に置いておきたいと思ってるもの。
それが実は、自我ちゃんだったりするんですよね。
この子とだけは一緒にいたいし、この子を手放すというのは、
死を意味する。
って思ってたりもするんです。
なので、人によっては、
手放す過程でものすごい恐怖を感じるかもしれませんし、
また、ものすごく孤独に感じるかもしれません。
支えてくれた周りの人達。
これもまた、思いの中にいるものたちですのでね。
でも、手放すことでこれらの全てから引き離されると言うことはありません。
なので、大事にしてたものが消えることはないんです。
それどころか、もっと親密になります。
そして、もしかしたら残念に思うかもしれませんが、
やだなー。手放したいなぁー。
って思ってることたち。
この子たちとももっと親密になれるんです。
ただ、安心して欲しいのは、やだなーと言う思いもまた、
とっても愛らしい存在なんだと知ることができますのでね。
心配ご無用なんです。
手放されるのは、あらゆる思いと自分という存在との間に存在する壁なんです。
この壁が手放され、元々あったダイレクトさに改めて気づくことになるんです。
だから心配せずに孤独の中にダイブしても大丈夫なんですねー。
あなたの大切なものとは、思ってた以上の親密さとして蘇ってくれますし、
あなたの嫌だなぁは、本来の愛の姿として現れてきてくれます。
そして、何も無いとは、ああ、無いのはこの隔てる壁のことだったんだ。
なんやねーん!なんも無いどころか、全部あるやんかー!
この全部しかないんやんかー!
ってね。
そのことを誰でもない全てが、改めて知ることになるんです。
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