Life is like children playing house.

非二元、ノンデュアリティ、悟りからの目覚め。

馬鹿の話

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ほら、馬鹿(バカ)という言葉があるじゃないですか。

これ、鹿を馬とするという故事から来てる言葉なんですよね。

前にも書いたかもしれませんけどねー。
何度でも同じことを書くというのが、このブログのポリシーですので、
説明しますと、

昔の中国には、皇帝の身の回りのお世話係をする役目を宦官(かんがん)と呼ばれる人がやってたんですね。

ただ、いつも皇帝の近くにいることになるので、普通の人だったら権力を持ちすぎてエライことになる。っちゅうことで、人じゃない位にしてやろうっちゅうことで、宦官になる人は男性のシンボルをちょん切られちゃうんです。

で、そんな宦官が皇帝の身の回りの世話をするわけです。

 

皇帝は毎朝、部下を集めて政治の仕事をするわけなんですけど、中には仕事だるいでーっていう皇帝さんなんかになると、身近にいる宦官に、ちょっとお前、俺の代わりに上手いことゆーといてくれやー。
って頼むことになるんですよね。

すると、その宦官の言葉は皇帝の言葉となってしまい、
やっぱり宦官が強い権力を握っちゃう。
なーんてことがよくあったわけです。

で、秦という国に仕えてた趙高(ちょうこう)という宦官もね。
皇帝にはせっせと女遊びをしてもらって、自分が皇帝の代わりをつとめてたんですね。

あるとき、この趙高さんは、自分の権力がどれほどのものになってるのかを確かめてみたくなったわけです。

で、皇帝に「最高の馬が手に入りましたので献上いたします」と言いながら鹿を差し出したんです。

皇帝は「何言ってんの?これ鹿じゃん」って言うわけですが、
趙高さんは、いやいや、何をおっしゃる。これは馬ですよぉ〜。
なんて言いながら、周りの人達に聞いたわけです。

皆さん、これは「馬だよねぇ。ん?馬だよねぇ!!!」

周りの人の中で、趙高さんにビビってる人は、
「う、、、馬ですわ。。。。」って言いますし、

趙高なんかにビビってないよーん。って人は、
「アホか!鹿やろこれは!」
って言ったわけですね。

そのあと、鹿といった人はみーんな趙高に暗殺されて、趙高さんの地位は万全になりましたー。

って話なんです。

僕は結構昔から、歴史オタクでね。
大学生の頃なんかも、遊び仲間とたむろしてる場所からよくフッと姿を消して、よく図書館で歴史の本をむさぼり読んでたんです。

なので、いろんな本でこのシーンをみたことがあるんです。

その時は、探求とか悟りとかそんな言葉なんて意識すらしたことがない時期だったんですけど、ふと思ったことがあるんですよね。

このシーンって、
鹿にしたら、
「馬も鹿もどっちでもないわい!」
ってことになるんだろうなぁ〜。
ってね。

だって、この呼び方にしたって、人間の都合でそう言うことにしてるだけですからねぇ。

なんかそんなふうに思った時、
あれれ?
僕らって言葉なしでは何の理論も組み立てられないし、何のルールも作り上げることはできないけど、そうやって当てはめられた言葉って、勝手な都合で作られたものにすぎないんじゃないか???

特に歴史を読んでいると、ルールなんてその時代の都合で、どんどん変わります。
戦争中の英雄は、平和な時代には不要になります。

天下が乱れてる時に活躍した英雄は、平和な時代には脅威でしかありませんからねー。

その時の人の都合だけで作り上げられた言葉とそのルールって、そこに真実性なんてなくて、そんなことを気にもしてない空を飛ぶ鳥こそが、もしかしたら賢者で、
わかってるつもりの人間って自分で作ったルールの中だけでわかったつもりになってる「井の中の蛙」のようなものだったりして、、、。

なーんて思ったんですよねん。

そんな意味も含めて作られた言葉が、「馬鹿(バカ)」なんだとしたら、
この言葉を作った人ってすごいのかもしれない。
って思ったことが、なんか、真理や哲学に興味を持ったキッカケなのかもしれません。

と、言うわけで、今日はなんだかよくわからん雑記になっちゃいました。
まった明日〜♪

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