Life is like children playing house.

非二元、ノンデュアリティ、悟りからの目覚め。

全てが明らかになる時。

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それは、僕が中学生になって間もない頃だっただろうか?
僕は家の棚の上にあった、一冊の書籍を見つけてしまった。

その書籍は、棚の上に乱雑に置かれた書類や飾られなくなった額の間にひっそりと佇んでいた。

僕は椅子の上に乗り、その本を手に取った。

その瞬間・・・。

この本の素晴らしさに戦慄した。

こ、、、これは、未来の希望だ!

この本はまさしく僕の未来を変貌させるきっかけになる。
その時、確かにそんな直感が僕の脳裏を駆け巡った。

未来と希望と、、、そして夢が詰まっている!!!
なんだこの本は!!!

こんな希望が我が家に眠っていたのか!!!!

これは大変なことになったぞと思った僕は、
この希望(本)を大事に胸に抱え、
誰にもバレないように自分の部屋に向かい。
その希望(本)を布団の裏に押し込めた。

この希望は、今、見るわけにはいかない。
家族が寝静まった後、厳粛に見なければいけないのだ!
と僕は考えた。

ただ、残念なことに、僕の部屋の隣ではいつも親が寝ていた。
しかも部屋を分ける引き戸は、半分がくもりガラスのようになっていて、
夜の灯りは隣の部屋に漏れてしまう設計になっていた。

これでは、家族が寝静まった後にこの希望をじっくり読むことはできない。

なので僕は、押入れの中にあったはずの懐中電灯を探し、
それも布団の中にセッティングしておいた。

これで、家族が寝静まった後、じっくりと希望を手に取ることができるのだ。。。

地獄のように長く感じる時間を耐えながら、
僕は夜が来るのをじっと待っていた。

とうとう夜になり、
まずは僕がベッドに入り
そして、寝たふりをしながら、親が寝静まる合図である、
隣の部屋の明かりが消えるのを今か今かと待っていた。

とうとうその時が来た。

パチパチッパチ・・・という音とともに
親が寝てる部屋の明かりが消えた。

よっしゃ!やっと寝おった!といそいそと布団を被り、
懐中電灯を灯して、本(希望)を手に取った。

この本のタイトルは、詳しくは忘れてしまったが、
「別冊PLAY BOY特別版」みたいなタイトルで、

ま、要するに雑誌版のプレイボーイではなく、ちょっとゴージャス版の外人さんのエロ本だったのだ。。。

僕は普段目にすることができない、その希望を懐中電灯を駆使して
1ページごと目に焼き付けていた時、
それは、起こった。

パチンッという音とともに、急に目の前の全てが明るくなったのだ。

これが、僕の初めての、悟りの一瞥だったのだろうか????

いや、この悪い予感はそんなもんじゃない。

一瞬の混乱ののち、後ろを振り返ると、


「あんた、まだ起き取ったんかいな・・・」
そんな言葉とともに、オカンが部屋の明かりをつけて立っていたのだ。。。

オカンが部屋の明かりをつけてくれたおかげで、
全てが、、、そう全てが明るみになったのだった。

 

ねー。
怖いですねー。
おっそろしいですねー。

というわけで、おはようございます。
タクさんです。

さてさて、、、

ま、少年タクさんの思い出の話は置いておくとしまして、
今日は全てが明るみになるっていうことについて書いてみよっかなー。
なんて思います。

ぼくらってね。
「自分」と言う中心点を捉えている時って、そこにスポットライトのようにライトを当てているようなもんなんですよね。
で、そのライトに照らされた自分とその周りを世界として認識してたりします。

そして、このライトが消えちゃうと、えらいことになる!
って思ってるんですよねー。

ライトが消えると自分も消えちゃうってそう思ってたりするんです。
自我が芽生える前は、そんなライトなかったんですよ。
で、ちゃんと生きてたわけなんです。
なのに、消えたら無防備になる。そして自分も消えてまう。
自分が消えるという事は、すなわち死である!!
って思っちゃうんですよねー。

なので、このライトをもっと明るくしようとしますし、
もっと世界を広げようとします。
わからない世界が多いほど、リスクも大きいですからねー。

すると周りの暗闇と、照らされてる自分という中心点との差は益々濃くなり、
自分を照らせば照らすほど、分離感は増していくわけです。

試しにこのライトを消してしまうとどうなるのか?

最初はどうにも真っ暗になるような気がしてものすごーく怖く感じるかもしれませんが、パチっとライトが消えてみると、、、。

あら不思議。

今まで照らしていなかった部分も、ぜーんぶ明るみになるんです。
ライトを頑張って照らさなくても、最初っからこの部屋明るかったん?
そもそも屋根もない明るい場所やったん?

って知るんです。

今まで自分として照らしていた部分がなくなるわけじゃありません。
それも全部の一部として、そして連綿とつながったすべてとして、
最初っからここにあったこと。
さらには、そのことを、どこかで知っていたことを思い出すんです。

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