Life is like children playing house.

非二元、ノンデュアリティ、悟りからの目覚め。

ちょこっと「それ」を垣間見る。一瞥体験について

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おはようございます。
タクさんです。

今日は一瞥体験のことについて書いてみようかと思います。

一瞥体験とは、今まで持ち込んでいた自分という荷物を下ろす体験です。
この荷物を降ろした時に大きな軽さを感じるんですが、
「なんやこの軽さは・・・」
とうっすらどこかでこれを感じる自分というものが出てくるんです。

愛を感じる人もいれば、
至福を感じる人もいます。

どちらも感じたりします。

愛とは、完全なる共感です。

自分という概念があると完全な共感は得られないんです。
一時的に、意見が一緒とか趣味が一緒とか、
同じ時間同じ景色を楽しむとか、
同じ目的を持つ。
みたいなことである種の共感を得られたりすることはありますが、
お互いに、お互いの自分というものを持っていて、
その自分というのは常に変化するものですから、
完全な共感とまではいかないんです。

でも、人はどこかでより共感を得たいと望むんですね。
それが愛と表現されてたりしますが、
自分という概念が外れた途端、
この共感を邪魔するものがなくなります。

なので、人によっては「それ」のことを
愛と表現したりします。

至福というのも完全な幸福みたいなもんですね。
幸福っていうのは不幸の不在のことです。

不幸というのは、その大元には自己に対する不信感があるんですよね。
その不信感がそのまま現れたり、また反面となって現れてきたりします。

これって、現実の出来事に対して、この不信感に触れることに対して、
現れてきたりするんです。

ちなみに、この不信感は自分という概念が現れることによって起こる分離感が原因となっています。
原初のトラウマみたいなもんです。

で、自分という概念がこの不信感を、
なんとかなくそう、抑え込もうとしたりするんですよね。

でも、自分という概念がこの不信感そのものなので、
結局輪廻としてくるくると繰り返しちゃったりするんです。
よりよくなろう!
という衝動も終わりがないのはそのためなんです。

さて、一瞥体験の話でしたね。
そう、そうやって、自分が消えた瞬間に、
なんだこれは?
と解き明かそうとする自分という概念が反応するんです。
そして、いい感じの何かを感じていながらも、
どこかでうっすらと自分という概念が復活してくるんです。

これはもう瞬間の出来事です。

で、徐々に自分がいないという感覚も薄れていき、
余韻も消え去った後、
いつもの自分がいるという感覚に戻るわけですが、
厄介なことは、自分がいないということを知ってしまうんです。

わかっちゃうんですね。

この自分がいないとか、全ては愛であるとか、
自分という概念のフィルターで見た世界は幻想のようなものだ。
みたいなことがね、
理解できちゃうんです。

でも、理解できているのに、
自分は今までの自分でちっともいい気分じゃない。
それどころか、この知識が邪魔をして、
社会に対して窮屈さを感じたり、
今まで以上に不自由な出来事に敏感になっちゃったりするんです。

かといって、スピリチュアルなワークに興じたところで、
それが悟りとは全く関係がないこともわかっちゃってるし、、、
もうにっちもさっちもいかなくなっちゃったりするんねー。

僕がこのブログでよく、
わからんままでおったらええんやで。
ってね。
言ってますけど、

これは、一瞥体験のこともわからんでええんやで。
ということなんです。

自分が戻ってきとるんです。
自分というのは概念だってわかってるはずなのに、
そのわかってるという働き自体がもう自分なんですね。

何かを理解して、自分のものにして、
よりよくなろうとする。
この動きが自分です。

自分とはエネルギーのようなものなんです。

エネルギーとは動きです。

ただの動きなので、実体はありません。

そして、ただの動きなので所有者も行為者もいません。

外に吹く風と同じなんです。

意識という空間の中で
風が吹いたり、自分とかつて定義していた
何かしらの働きが動いているように見えます。

そしてあるのは「それ」だけです。

何かしらの働きに行為者という概念を付け加えたのが、
自分です。

エネルギーの働き自体がなくなることはなく、
その行為者がいないという見抜き。

それが「それ」であり、そこに何かを体験する誰かはいないと見抜かれます。

そこでようやく一瞥体験という幻想から抜けられるんです。

何も分かる必要がなかったんです。
わからんでよかったんです。

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