おはよーございます。
タクさんです。
あなたはすでに「それ(悟り)」そのものである。
「それ」は過去はもちろん未来のどこかでそうなるのではなく、
今すでに「それ」そのものなんだよねん。
こういう言葉って、結構聞いたことがある人も多いと思いますが、
いやいや、そうは言われても、そう思えないんですけど。
と思う方も多いと思うんですよね。
ま、この思えない。という感想じたいが、
何かを自分に思いこませる。
なんらかの思考を手に入れようとしてるってことになっちゃうんですけど、
今日はこの辺のことをもうちょっと突っ込んで書いてみたいと思います。
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さて、
あなたが今現在、存在しているのは明らかですよね。
あまり、存在とかを大げさに捉えなくていいと思いますけど、
普通に、単純に、今現在、存在してるじゃないですか。
そこに、何らかの証明って別に必要ありませんよね。
あなたは今、存在している。
では、あなたは何者なのか?
これを、過去や未来を参照することなく説明することってできるでしょうか?
一切の過去や未来を参照せずに、
一瞬でも参照せずにいるんです。
過去や未来とは記憶と思考のことです。
記憶とは過去を参照し未来を予測したりします。
この記憶を参照せずに、あなたは何者なのか?
を、素直に今、見つめてみると、
途端にあなたは何者でもなくなります。
会社員
経営者
警察官
教師
僧侶
エンジニア
親
男性
女性
名前
国籍
人間
これらの肩書きは、全て記憶を参照して出てきています。
あなたが何者かである時、あなたは今を置き去りにして記憶を参照して、
仮の現実をイメージの中で創り上げるわけです。
記憶をを一瞬たりとも参照しないでいると、
純粋な今の瞬間ではあなたはそれらの肩書きはすべて失うんです。
あなたが普段思い込んでいた自分は
記憶の中のイメージで作られたものに過ぎなかったりするんですよね。
その自分が常にイメージの中で再生産を繰り返してるんです。
あなたは今この瞬間以外に存在することはできないにもかかわらず、
記憶の中の過去のイメージを参照し続けることによって、それを現実を認識しているわけです。
となると、その現実はイメージで作られた現実でしかないんですよね。
これが幻想だと言われるゆえんだというわけです。
さて、こうなってくると、
「あなたは、今、存在していて、そしてそこに在るあなたは何者でもない。」
「あなたはその存在そのものである。」
という事になるんですよね。
ならないですか?
落ち着いて確かめてみてくださいね。
記憶も思考も参照せずにいると、
今だけに落ち着くことになります。
何物でもなく、何かを分かることもなく、純粋なただの存在である「それ」。
その「それ」だけが今あります。
あなたという分類も今にはなく、あるのは「それ」のみ、
あなたは「それ」そのものなんです。
今と言うのも、時間を表す言葉、記号であり、
記憶を参照せず、今に落ち着くと、今も意味を失います。
なにも自己や自分の奥深くを超越していくような話でもなく、
ただただ、単純に、素直に、ただある。
それが「それ」です。
ただある。
このあるだけがあるんです。