Life is like children playing house.

非二元、ノンデュアリティ、悟りからの目覚め。

苦はどこにあるのか?

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おはようございます!タクさんです。

今日はちょっと「苦」について考えてみようかなぁと思います。

非二元とか悟りとかスピリチュアルとか、そういったことに興味を持つきっかけとして、
みんな色々とあると思うんですが、
やっぱり、苦から解放されたい。
といった思いを持つ方も多いと思います。

嫌ですもんねぇ、「苦」って。

そりゃー、「苦」なんてない方が良いって思いますもん。

で、この「苦」っていったいどんなもんなんじゃい?
もしかしたら、それが分かれば、そこに「苦」から解放されるヒントがあるかもしれません。

さて、よく言われているように、
実際には、「ありのままに、起こることがただ起こっているだけ」ということなんですが、
ぶっちゃけ、そんなメッセージをきいたところで、「苦」がなくなるわけじゃありませんよね。
このメッセージは何の慰めにもなりません。
それどころか虚無感すら感じてしまう場合もあります。

気分が良い時は、そういったメッセージも受け入れることが出来たりして、なにかわかったような気になったとしても、一転、なにか嫌なことや苦痛なことが起こったとたん、そんないい気分も吹っ飛びます。
「おっかしーなぁ、あの時はわかったように思ったんだけど、まだ苦があらわれる」
「まだまだ、自分は至っていないのかなぁ?」
みたいな思いを抱いてしまったりするかもしれません。

これは、全くの誤解なんです。

なんか悟ると、どんな苦境にもものともしないすんごい人になれるのではないか?
といったような思い込みを誤解として持ち込んでしまう事があるかもしれませんが、
そういう事では無いんです。

ありのままとはどういうことなのか?といいますと、
それは、自然現象のようなものなんです。
水が高いところから低いところに流れるように、自我ちゃんが持つ自己防衛本能は危機を避けようとする機能を持っています。
これは、木々が種から芽吹き、葉っぱをつけて、茎が幹となり、枝を分け大きく成長していく。
そういった自然に起こっているものと同じようなことです。

だけど、どうしても分離感を持ち込んでいると、こういった自然現象は自分とは違うところで起こってる。つまり、自分と自然とは、分かれている。みたいな錯覚を起こしてしまうんです。
夢の中で夢を現実のように感じているのと似た錯覚ですね。

そして、その分離感が苦を生んでいるんですね。
この分離感は起こっている事に自分という概念をくっつけることによって感じます。
なんで、そんな概念をくっつけてしまうねん?と思うかもしれません。
それはきっと、起こっていることがもう神秘的で素晴らしすぎるからなんじゃないかな?と思いますが、分離感がある状態でそんなこと言われても、、、って感じに感じちゃうんですよね。

さて、この分離感と自分という概念のくっつきを見抜くのに、何かすることがあるのかというと、なんにもすることはありません。できることもないんですよね。
精々、それを観ることしかできません。
もし、そういった苦境が起こったなら、
それと同時に自己防衛本能として「何とかしなければならない」という衝動が起こるものなんですが、
そこで、ちょっと落ち着いて、
「そうやなぁ~。なんとかせなあかんという動きがおこってるんやなぁ」
「ええねんで、それが起こっても」
みたいな感じで眺めてみるのも良いかもしれません。

苦も楽も、雨が降ったりやんだりする現象と同様です。
それらは、やってきては去っていきます。
苦境もそんな感じで、ただ起こっているのです。
それを、そんなかんじで、ちょいと見ることが出来たら、
「ほほぅ。自分はそれをただ観ておるんやなぁ」
と観ている自分を感じられるかもしれません。

「やってきては去っていく、あらゆる自然現象と同様に、この苦もただ起こっているんだなぁ。」
みたいなことが見抜けてくると、
その苦も嫌で嫌で避けたいと思っていたものから、ちょっとかわいい奴にかわってくるもんです。
そして、苦さえも可愛いいのであれば、もう、みんな可愛いんやんかー!ってなもんなんです。

ただし、そうは思えない。やっぱり苦しい。と思うかもしれません。
それは、あなたがまだまだだ。という事では絶対にありません。
なので、まだまだだなぁ、、と罪悪感を持つ必要もないんですよね。

可愛いと思えなくても大丈夫です。
苦があっても良いんです。
どれも、あなたのせいじゃありません。

罪悪感があっても良いんです。
それもあなたのせいじゃありませんし、憎いあん畜生のせいでもありません。

誰かのせいじゃなく、何かの理由があるわけでもないんですよね。

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