未知との遭遇ってな映画がありましたよね。
映画の未知との遭遇は、宇宙人が宇宙船にのってやってくるみたいな物語でしたが、
あれは、地球外から来た宇宙人や!
宇宙人がUFOのってやってきたんや!
と未知だったものを瞬間で既知にしてしまってます。
一方、 「それ」との遭遇はまさしく未知との遭遇です。
そして、「それ」を言葉で表現することは不可能で既知にはできず、 試みた時点で「それ」は失われます。
知ることへのこだわりが「それ」を失わさせるんです。
自意識は知って判断することにより、何かを理解しようとします。
理解することにより、何かをより知ることができ、自分のものにできると思っているわけです。
この一連のルールが、
オママゴトのルール。
ゲーム上のルールというわけです。
このゲームをずーっとやっていることにより、その癖が染み付いてしまっています。
そして未知のままに在ることがとても落ち着かなくなってしまっているんです。
知ろうとすることが、真実を曇らせます。
なぜなら、未知こそが全てであり、未知を未知のまま見ることがダイレクトに不純物を加えないで見ることであり、そのダイレクトに見られるものこそがイノチの感覚なんです。
そのまんまにしておくとは、知ろうとする衝動をそのままにしておき、未知の中に落ち着くことなんです。