思考は言葉を持って表現されます。
思考と同一化している時、頭の中ではひっきりなしに言葉が飛び交います。
また、問題と思われていることについても、
その問題を言葉で解決しようと
あらゆる言葉を選んでは
あーでもない。
こーでもない!
あ!そやっ!
これが正しいんとちゃうやろか?
まてよ、精査してみよか…
といった具合に言葉に言葉を重ねてえんえんとつづけてしまうんです。
これって、まさに物語そのものですね。
自分が作った物語を、頭の中で自分に聞かせているんです。
そして、聞かされた物語に対して、さらに自分で物語を付け加えたりと、、、
そんなことが繰り返されているんですよね。
もし、自分が思考と同一化しているなぁと感じたら、
一度、言葉を自分の中から締め出してみることをオススメします。
思考主体となっている時、人は言葉を重視しがちです。
言葉や、文字には実態はありません。
文字は、ただのシミのようなものですし、
言葉は意味のない音でしかありません。
シミや音に意味が付与され、言葉になった途端、
その言葉がさらに次の意味を生み出します。
そしてまた、その言葉に意味が付与され…
といつの間にか言葉が自分を動かすように乗っ取られてしまうんです。
ルームランナーみたいな感じですかね。
自分が走ってたはずなのに、いつの間にやらルームランナーに走らされてる。
みたいなね。
言葉はただのツールです。
このツールが暴走しているようであれば、一旦電源切って再起動してやればいいんじゃないかなと思います。