僕らが所有しているものは一つも無いんです。
よくこんな解釈をされる場合があります。
所有への欲が、所有へのこだわりを作っている。
なので、この欲を滅却すると、所有へのこだわりを打ち消すことができる。
そして、その時、所有という欲から自由になれるのだーーー!!!!
なので、質素でいましょう。倹約しましょう。
みたいな理論ですね。
でも、ここで言ってる
所有しているものは一つもない。というメッセージは、
そういうことじゃなくて、
所有する何かも誰かも最初っからいないということです。
所有という言葉、意味自体が実態をなしていない。
ということです。
誰も何かを所有したことはないよん!ということです。
手放しましょう。
許しましょう。
降参しましょう。
とか言われたりしますが、
そもそも手放したり許したりする何かをはじめっから持って無いんです。
なので何かを手放すことなんて出来ないんです。
何も無い中で、なんでもないなにかが、何かを所有しているという夢を見ているっちゅーわけなんです。